医療機関のストレスチェック

医療機関様では、医療に精通したドクターやナースの方々へストレスチェックを提供することになり、ストレスチェック制度の目的の十分な周知や、受検と提出がしやすい実施方法の検討がポイントとなります。

医療の専門家に対する「ストレスチェック制度の目的」の十分な周知

医療機関様では、①メンタルヘルス不調の未然防止、②労働者自身にストレスについての気づきを促す、③職場環境の改善、といった重たるストレスチェック制度の目的を十分に周知し、職員様に受検の意味をご理解いただくことが必要です。医療に精通した方々が多く従事する医療機関では、ともすれば「数十問程度の設問では意味がない(ストレスチェックは無意味)」とお考えになる職員様もいらっしゃいます。

ストレスチェックはあくまでも、うつ等の精神疾患を特定するものではなく、メンタルヘルスへの兆しを早期に職員様ご自身で発見いただくことや、プライバシーに配慮した上で集団的なストレス状況を事業者様が把握し、職場や勤務環境の改善に取り組むという、ストレスチェック制度本来の目的をいかに周知できるかが、有意義なお取り組みとなるか否かにつながります。

受検と提出のしやすさ

拘束時間が長く、院内の移動も多い病院勤務者様には、ストレス調査票への記入や提出のし易さへの工夫が不可欠となります。場合によっては、誰が提出したかをわからない様にする工夫や、院内の社内便で定期的に回収するルールをつくり、いつでも提出できる工夫も必要です。

職場の実態把握につなげる集団分析

職場環境改善に向けた有意義な集団分析としては、職域や性別、年代別といった基本的な区分けによる分析のほか、日頃一緒に仕事をされる病棟やフロア(階)単位、チーム単位での区分けと分析も有効です。