· 

夏バテ気味の人必見!暑気払いで疲労回復

夏バテ・食中毒・熱中症対策で夏の体調管理を

 梅雨も明け、連日各地から猛暑日が続いているというニュースが流れています。暑い日が続くと、食欲がなくなったり、体が疲れやすくなりますね。そんな時には、「暑気払い」はいかがでしょうか。

「暑気払い」って何?

 暑気払いとは、その名の通り「暑さをうち払う」ために、体に溜まった熱気をとり除くことをいいます。暑気というように、暑さや熱そのものに限らず、弱った気(エネルギー)を元に戻して「元気」になろうというわけです。

 暑気払いには、体を冷やす食べ物が役立ちます。西瓜(すいか)、胡瓜(きゅうり)、苦瓜(にがうり=ゴーヤ)などは、夏が旬の食べ物です。西瓜や胡瓜は体の熱を下げ、利尿作用で余分な水分を出してくれます。苦瓜はビタミンCが豊富で、夏バテ防止にもぴったり。他にもトマト、ナス、レタスなどもあります。

 甘酒というと冬をイメージしますが、江戸時代には、暑気払いに飲む習慣がありました。

甘酒は必須アミノ酸やビタミン、ぶどう糖やオリゴ糖などをたっぷり含み、「飲む点滴」ともいわれる栄養ドリンクです。米を発酵させて作るノンアルコールの発酵食品なので、腸内環境を整える働きもあるそうです。

この時期は、ついつい冷たい飲み物や生野菜ばかりとってしまいがち。加えて、湯船につからずシャワーのみで済ませたり、運動不足が続いたりすると、血行は悪くなる一方です。

 血行が悪くなると、新陳代謝やセロトニンなどの神経伝達物質の産生も低下。朝起きてもスムーズに体温が上がらず、朝からつらく、元気も出ません。食事の際には、最低一品、スープなど温かいものを取り入れてみましょう。

8月は食品衛生月間です

 今月は厚生労働省が定める「食品衛生月間」です。8月に入り全国的な猛暑となっていますので、飲食店や家庭からの食中毒の危険性があります。風邪や熱中症と思っていたが実は家庭から食中毒が発生したというケースが少なくないようです。

 食中毒予防の3原則を徹底して、夏の食品摂取や食中毒予防に気をつけて過ごしましょう。

「つけない」:洗う!分ける!

「増やさない」:低温で保存する!

「やっつける」:加熱処理!

参考:厚生労働省 食品衛生月間

夏のメンタル不調を予防する

 体調管理に気をつけているはずなのに、最近からだがだるくなったり頭痛がしたりと体調が崩れがちではありませんか?オフィスで働いている方の多くの方が経験する室内と室外の気温差。これが原因かも知れません。極端な気温差は自律神経のバランスを崩して心身の体調が 崩れやすくなりますので、いつもより意識をして温かい食事を摂り暑さをうち払いましょう。

いまの心やからだの状態チェック 20問(5分程度)の質問でお疲れ度を確認できます。

こころの耳 働く人の疲労蓄積度セルフチェック