ストレスチェック評価方法/結果報告書(実施者様向け報告内容)

当サービスは、ストレスチェック実施マニュアル(P.41)に示されている評価基準その2(素点換算を用いた評価方法)を元に評価を行い、実施者様にご確認いただきやすい様式でご報告いたします。なお、「単純加算(その1)」方式を用いた評価や、弊社資格者による結果確認(実施者業務サポート)、報告の様式やフローのカスタマイズも柔軟に承っております。

①素点換算表を用いた評価方法(その2)の特徴・メリット

素点換算表を用いた評価方法「その2」は、下記のようなメリットがあります。

全国平均値と比較しながら分析できる

ストレスチェック結果の集計段階で複雑なプログラムを用いることが必要な反面、受検者のストレス状況を尺度ごとに全国平均値と比較しながら分析することができます。

個人結果と集団分析との関係を把握しやすい

個人にフィードバックされるストレスチェック結果(個人結果表)と集団分析レポート(仕事のストレス判定図)との相関が確認し易いというメリットがあります。


②高ストレス者の選定方法と基準(実施マニュアルより引用)

高ストレス者を選定する場合は、下記「高ストレス者の選定方法」記載の、㋐および㋑の結果を総合的に勘案することが必要とされております(ストレスチェック制度関連Q&A〔平成27年9月30日版〕Q4-3記載)。実施者様にお送りするその他のストレスチェック結果と共に総合的にご確認をいただき、面接指導対象者は上記該当者で十分とご判断される場合、所定の方法でその旨を当社にお知らせいただきます。


評価方法「その2」を用いた際の高ストレス者選定基準は、ストレスチェック実施マニュアルにて下記の様に例示されています。

なお、右記「合計点」は安全衛生委員会の調査審議により任意に定めてもよいとされていますが、当社は実施マニュアル例示基準を用いた高ストレス者と面接指導対象者の選定をお勧めしております。


㋐基準

「心身のストレス反応」(29 項目)の6尺度(活気、イライラ感、不安感、抑うつ感、疲労感、身体愁訴)について、素点換算表(P.37)により5 段階評価(ストレスの高い方が1 点、低い方が5点)に換算し、6尺度の合計点が12 点以下(平均点が2.00 点以下)である者

㋑基準

「仕事のストレス要因」(17 項目)の9尺度(仕事の量、仕事の質、身体的負担度等)、および「周囲のサポート」(9 項目)の3尺度(上司からのサポート、同僚からのサポート等)の計12 尺度について、素点換算表(P.37)により5段階評価(ストレスの高い方が1 点、低い方が5点)に換算し、12 尺度の合計点が26点以下(平均点が2.17 点以下)であって、かつ、「心身のストレス反応」の6尺度の合計点が17 点以下(平均点が2.83 点以下)である者


③実施者様への集計結果報告

ストレスチェック実施者様には、すべての受検者個人のストレスチェック結果、および高ストレス該当者を所定の見やすい様式によりご報告いたします。実施者様には法令・指針に基づき、ストレスチェック結果のご確認、および高ストレス者の確認・面接指導要否判定をお願いいたします。

  • ストレスチェック期間終了後、概ね2~3週間で実施者様宛に下記1~4の納品を行います。
  • 事業場ごとに実施者が異なる場合は事業場単位で報告を実施しますが、タイミング等は弊社担当者にお問い合わせください。

1. 高ストレス者レポート(面接指導要否判定記録書)

  • ストレスチェック集計後、高ストレス基準に該当した面接指導対象者をリスト化し書面にてご提出します。
  • 合わせてご提出する下記のストレスチェックレポート等も参考にいただきつつ、要否欄にチェックを入れていただきます。

2. ストレスチェックレポート(素点一覧表)

全受検者の素点換算結果一覧表です。紙面と共に、Microsoft Excel形式でも納品いたしますので、尺度ごとに並び替えて結果をご確認いただくことが可能です。

3. ストレスチェック結果データ・集団分析データ

  • 受検者様による回答結果や通知予定の個人結果表内容をデータで納品します。弊社資格者が実施者となる場合は、ストレスチェック終了後に実施事務従事者様宛に結果が納品されます。規程に沿った保管をお願いいたします。
  • 仕事のストレス判定図等、所定の集団分析結果をデータにて納品いたします。
  • 弊社資格者が実施者を承る場合、および別途お打合せがある場合は納品が個人結果表納品時となる場合がございます。

4. 返信用封筒(レターパックプラス)

  • 実施者様には、上記1「高ストレス該当者一覧リスト(兼面接指導要否判定記録書)」にて面接指導対象者の選定をいただきますが、その写しを弊社に送付いただくための封筒です。

ストレスチェック受検者への結果発行は、上記1の確認書を弊社が受領した後となります。

実施者様からの確認書が弊社受領できない場合、結果発行が順延いたしますので速やかなご返送をお願いいたします。


実施者による結果確認は必須です

ストレスチェック制度では、実施者の選任とその実施者が個人にストレスプロフィールを返却する前に結果を確認することが義務付けられており、かつ、実施者が結果確認を行った記録を残すことが求められています。当サービスでは、実施者の結果確認を待って個人宛結果表を発行する流れを採用しております。実施者による結果確認を行わないまま結果発行と通知が行われた場合、ガイドラインに即したストレスチェックとして認められない場合がありますのでご注意ください

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参考情報:職業性ストレス簡易調査票に関する補足

以下に「職業性ストレス簡易調査票」に関する参考情報を纏めております。ご参照ください。