新職業性ストレス簡易調査票(ストレスチェック80項目版・いきいきプロフィール)は、組織や職場の良好ポイント(エンゲージメント等)やハラスメント発生リスクの数値化まで、幅広い尺度で集団分析が可能です。従来より幅広く使用されている職業性ストレス簡易調査票(57問式)に新たに22の尺度が追加された合計42個もの尺度で集団分析が可能です。具体的な打ち手が一覧化されたアクションリストも用意されており、より実践的な職場改善につなげることができます。
集団分析項目が増えて、あらゆる角度から職場の状況を見える化することができます。もちろん紙面、WEB両方で受検が可能です。
健康経営優良法人の認定基準にも含まれているワークエンゲージメントに関する項目も含まれています。
80項目版にスムーズに実施していただけるように、当社では担当者様のご負担を最小限に抑える支援を実施しております。
職場環境改善に注力したいがどうすればいいのかわからない 。
新職業性ストレス簡易調査票80項目への移行や運用できるかが不安…。
職業性ストレス簡易調査票(57問式)に、所定の設問を任意で追加し、評価した尺度をあらかじめ設定することが可能ですが、当ストレスチェック支援では、平成21~23年度厚生労働科学研究費補助金(労働安全衛生総合研究事業)「労働者のメンタルヘルス不調の第一次予防の浸透手法に関する調査研究」に基づき、短縮版80問式で提示されている所定の設問(23問)を、職業性ストレス簡易調査票に追加し、ストレス調査票としてご提供しております。
新職業性ストレス簡易調査票は、平成21~23年度厚生労働科学研究費補助金(労働安全衛生総合研究事業)「労働者のメンタルヘルス不調の第一次予防の浸透手法に関する調査研究」(以下「本研究班」)の研究成果です。労働者や職場のストレス要因やストレス反応の測定には、これまで職業性ストレス簡易調査票が広く使用されてきました。しかし今日、労働者のストレスやメンタルヘルスはより広い職場要因によって影響を受けています。新職業性ストレス簡易調査票(NewBJSQ)では、現行版の職業性ストレス簡易調査票20尺度に、22の新しい尺度(推奨尺度セットの場合)を追加することで、より広い職場の心理社会的要因、特に部署や事業場レベルでの仕事の資源および労働者の仕事へのポジティブな関わりを測定できるようになりました。
厚生労働省研究班におけるステークホルダー会議の議論から、労働者のメンタルヘルス不調の新しい一次予防対策として「健康いきいき職場」づくりが提案されました。「健康いきいき職場づくり」は、健康の保持・増進に加えて労働者のいきいき、職場の一体感の増進を目標に加え、組織資源を高める対策を実施することで、職場におけるポジティブなメンタルヘルスを実現しようとする活動であり、これまでの職場のメンタルヘルス対策に置き換わるものではありませんがこれを補完し拡充するものとして期待されている考え方です。またそれらは下図のモデルに沿って推進されます。
健康職場モデルが示す「従業員の健康や満足感と組織の業績や生産性は両立できる」そして「組織の健康には組織特性(マネジメントの方式、組織風土、組織の方針)が重要な要因である」という考え方であり、従業員の健康と業績は両立できるとされています。新職業性ストレス簡易調査票は、このモデルに記載された職場環境要因やアウトカムを測定できるように作成されています。「健康いきいき職場」モデルにおける仕事の負担、仕事の資源と、3つの主要な健康いきいきアウトカムを推進することで、労働者の満足・幸福および企業・組織の生産性、イノベーションを通じて社会への貢献につながるという考え方をもった調査票です。
区分 | 現行版(57項目)の尺度 |
新版で追加された尺度 |
仕事の負担 |
量的負担 質的負担 身体的負担度 対人関係 職場環境 |
情緒的負担 役割葛藤 ワークセルフバランス(ネガティブ) |
作業レベル資源 |
仕事のコントロール 仕事の適性 技能の活用 仕事の意義 |
役割明確さ 成長の機会 |
部署レベル資源 |
上司のサポート 同僚のサポート 家族や友人のサポート |
経済地位・尊重・安定報酬 上司のリーダーシップ 上司の公正な態度 ほめてもらえる職場 失敗を認める職場 |
事業場レベル資源 | ー |
経営層との信頼関係 変化への対応 個人の尊重 公正な人事評価 キャリア形成 ワークセルフバランス(ポジティブ) |
健康いきいきアウトカム |
心理的ストレス反応 身体的ストレス反応 仕事の満足度 家庭の満足度 |
従業員のいきいき(ワークエンゲージメント) 職場の一体感(ソーシャルキャピタル) 職場のハラスメント |
当社の「COCOMUストレスチェック支援サービス」では、新職業性ストレス簡易調査票に基づく集団分析において、標準的な属性として所属別のほか、ご希望の属性(性別、年代別、地域別等)に基づいてレポートを発行いたします(当ページ掲載のレポートはイメージです。一覧性の高い弊社オリジナル様式で、スムーズな分析をお手伝いします)。
【記載内容】
※新職業性ストレス簡易調査票を用いたストレスチェックにおいても、受検者個人へのストレスプロフィールは57項目の内容と同様です。
新職業性ストレス簡易調査票を用いた集団分析(いきいきプロフィール)には、取り組みたい各項目に対する基本的な打ち手がリストとして用意されています。職場主導の改善活動を強力に支援するツールです。
当社ストレスチェック支援サービスでは、職業性ストレス簡易調査票(57項目)から新職業性ストレス簡易調査票(80項目)を用いたストレスチェック制度への変更のサポート実績を多数有しております。当社の場合、お客様とともに下記の工程・ながれでスムーズな調査票変更を支援いたします。
支援例 |
内容 |
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集団分析多様化 |
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報告会 |
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管理監督者向け研修 |
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チャレンジワーク (職場環境改善PDCAファシリテーション) |
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当社は従業員様100名未満から所属数万名以上の企業様まで、新職業性ストレス簡易調査票を用いたストレスチェック導入、実施、実施後施策を支援しております。
・2018年度に80項目へ変更
・弊社専門職による高リスク拠点への訪問フォローのほか、検診データとMIXさせた分析結果を健康経営推進にご活用
・2019年度に80項目へ変更
・当初は事業所別に57項目、80項目の混合実施で導入。分析データは管理職研修にて説明実施し、アクションを喚起。
・2020年度に80項目へ変更
・多数の子会社の傾向把握と、今後のグループ一体となった職場環境改善支援計画の立案、実施サポートを予定。
新職業性ストレス簡易調査票を用いたストレスチェックの場合、当社ストレスチェック支援サービス料金に加えて下記の費用を申し受けております。
業務内容 |
料金(定価・税別) |
単 位 |
詳細・備考 |
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基本利用料 |
+¥25,000 |
式 |
新職業性ストレス簡易調査票導入に係るサポートが含まれます |
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ストレスチェック 追加単価 |
+¥150 |
名 |
・紙面版・Web版共に当社ストレスチェック単価に加算されます ・下記に該当される場合は別途特別単価にてご提供いたします - 集団分析後の職場環境改善支援メニューをご利用の場合 - 受検対象者数が500名以上の場合 |
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集団分析研修 |
¥150,000 |
90分 |
・経験豊かな講師がいきいきプロフィールの見方や傾向別のヒント、アクションプランの設定方法についてお話します(手元にレポートをご用意) ・ワークや質疑時間の有無等が選択できます |
ストレスチェックは”やる”だけから、活かすことが求められています。当社では新職業性ストレス簡易調査票によるストレスチェックと集団分析の実施支援と共に、管理職・従業員向け研修、幹部向け説明会の実施、アクションリスト活用によるグループワーク等、実際的な職場環境改善を総合的に支援しています。また、この数年で事業者様に求められるパワハラ防止や内部通報制度構築をストレスチェック制度の延長線上でサポートいたします。
新職業性ストレス簡易調査票に関するガイドブックと、集団分析を起点とした職場環境改善支援サービス資料を無償進呈しております
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■無料ガイドブックの内容(2020年9月1日現在)
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集団分析を活かした具体的な職場環境改善支援に関する資料もお送りいたします