ストレスチェックを起点に、個人と職場のリアル・ウェルビーイングの実現を

平素は格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。 

　当社は創業者である西規允（現：取締役ファウンダー）が、2011年にEAPに関する事業を立ち上げ起業し、2016年に一般社団法人として改組した後、2019年2月に現在のここむ株式会社を設立致しました。

　また、2023年4月には「企業の元気を創り出す」を企業理念に、企業向けストレスチェックなどのメンタルヘルスケア対策や人事向けサービスを提供する株式会社アドバンテッジリスクマネジメントへグループ入りを致しました。このグループでは、同社が有するあらゆる人事課題の解決を目指すことを目的として培ってきた多角的な知見、ソリューションの取り込みを図り、従来、当社単独ではご提供が叶わなかった新たな領域においてもお取引先様の職場環境改善やメンタルヘルス一次予防をご支援することを企図しております。これらにより業種や事業規模を問わずに「働く人びとへのメンタルヘルス対策は当たり前」といえる社会づくりの寄与に努めてまいります。

　多様な働き方や価値観が尊重される、いわば個人の尊厳を見つめなおしていく流れがある中で、未だにストレスチェック制度はネガティブな取り組みとして捉えられることがあります。しかし、社会が未だかつてないスピードで変化する昨今、メンタルヘルス不調に繋がる心身の負担の兆候を少しでも早く見つけ対処することは必要不可欠といえます。

　それら一次予防としての取り組みの一つがストレスチェックであり、しいては事業者様の人的資本経営におけるリスク軽減、従業員様にとってはエンゲージメント向上に寄与するものです。

　職場のメンタルヘルス対策は、従業員様へのケアと並行してそもそもメンタルヘルス不調者を発生させない職場づくりというアクションが求められます。ストレスチェックはたかがチェックかも知れません。しかし、具体的でより実効性のあるアクションにつなげていくためには、事業者様の業種・規模、社風等、様々な環境や条件により、独自のストレスチェック実施スタイルをお持ちいただくことで、ひとりでも多くの従業員様にご自身のストレスへの気付きや関心を喚起し、また、職場の実態をより見える化し、集団分析から具体的な改善アクションにつなげることが必要です。

　当社は、個人がメンタルヘルスを阻害することのない組織、支援体制が整っている状況を指す「メンタルセーフティー」をサービスコンセプトとして、事業者様がストレスチェックを起点とした職場のメンタルヘルス対策にお取り組みになる上で、必要な知識や情報といったリソースをご用意・ご提供できる、いわば外部の「メンタルヘルス支援部」として機能・存在していくこと理想としております。

　法令順守に留まらないストレスチェック制度の有効化・活用支援や、カウンセラーによる集団分析結果を起点とした職場環境改善・向上計画の提案と実行サポートを通じ、企業理念である「誰もがイキイキと働くことができる社会づくりへの貢献」、そしてその具体策として「すべての会社がメンタルヘルス対策を。」のビジョン実現に努めてまいります。

「継承」と「進化」のその先へ。

　ストレスチェックからはじまる個人と職場のリアル・ウェルビーイングの実現をお客様とともに目指して参りますので、今後とも一層のご愛顧とご支援を賜りますようお願い申し上げます。