中国からの新型コロナウイルス(COVID-19)感染が国内外で広がりを見せ、見えないウイルスの脅威で日常生活や経済活動の不安が続いています。
さまざまな対応に追われ先が見えずに心身共に疲れ、場合によっては食事や睡眠にも影響が出ている方もいることでしょう。感染不安によるストレスが増大する時期だからこそ私たちはセルフケアに努めこころを落ち着かせて冷静な行動を心がけていきたいものです。
ストレスケアについて
WHO(世界保健機関)からは『新型コロナウイルスのストレス対処法』についての案内が出ています。
ストレスの種類は大きく4つのタイプに分かれます。
- 物理的ストレス(環境的ストレスとして温度、光、音など)
- 化学的ストレス(アルコール、タバコ、薬、匂いなど)
- 生物的ストレス(細菌、ウイルス、カビ、花粉等、感染症やアレルギーなど)
- 社会・心理的ストレス(仕事の量・質、人間関係など)
普段私たちが感じるストレスは、社会・心理的ストレスの要因が大きいと思いますが、今の
感染不安の状態では生物的ストレスが最も大きなストレッサーとなっていることでしょう。
このストレスをケアするためにできることは大きく3つあります。
「規則正しい生活」、「信頼できる人とのコミュニケーション」、「正しい事実を知って行動すること」とWHOが推奨しています。
規則正しい生活
1日3食規則正しい食事と栄養を摂りましょう
感染症予防のために免疫力を高める野菜・果物・納豆・味噌・ヨーグルトなどがお勧めです。時差勤務や在宅勤務でリズムが不規則になっている方も少なくないと思いますが、可能な限りいつも通りの時間に規則正しい3食の食事をしてください。
十分な睡眠を取って休養
睡眠は量よりも質が大事です。
脳を休養させて正常な思考や行動ができるように十分な睡眠をとりましょう。
ライフスタイルが変わり睡眠リズムが取れない場合は軽い運動をしてみましょう。
信頼できる人とのコミュニケーション
恐怖や不安、悲しみなど感情コントロールも不安定になりがちです。
職場の上司や同僚、家族や友人など信頼できる人と連絡を取って「感情の浄化効果」をもたらすコミュニケーションを積極的にとりましょう。
こんな時だからこそ人と人とが協力をして乗り切れるように力を合わせましょう。
正しい事実を知って行動すること
トイレットペーパーや食材の品切れニュースが流れ生活用品にも影響が出ています。
不安を掻き立てるような事実ではないニュースの記事やインターネットでの投稿が増えています。
正しい事実を把握するために、わが国では政府・厚生労働省・地方公共団体が記者会見やホームページで発表をしています。
下記のホームページを参考にして正しい事実・知識の習得・行動をしましょう。
心身のサインを見逃さないために健康にはいつも以上に意識をして、いつもと違うサインや症状が続いたら早めに休養を取るか専門家に相談して下さい。