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医療現場におけるハラスメント防止とセルフエスティーム向上~当社実施の研修事例から~

医療崩壊の危機、潜在看護師の増加、国民の健康を最前線で守り続ける医療現場で快適な職場環境が失われつつあります。

モンスターペイシェント(患者や家族からのハラスメント)、パワーハラスメントやセクシャルハラスメントが要因で、自尊心が傷つけられメンタルヘルスによる休職や離職を余儀なくされるケースが増加の一途をたどっています。

人の命を守る医療従事者が安心・安全に働くための職場作りをご支援しています。

当社ご支援先の医療機関様で職場環境改善・コンプライアンスの一環として、ハラスメント防止と※セルフエスティーム(自己肯定感)の向上を目指すための教育研修を実施しました。

※セルフエスティーム自分を認めることで他者も思いやり認めることです。

昨今ではウイルスの脅威に命がけで挑む医療従事者に対し、悲しいことに差別的な扱いを受けるという嘆きの声もあります。人々の命を守り懸命に努力される姿勢に敬意を表し、医療従事者としての使命感に誇りを持って働いて頂くことが今回の研修の大きな目的でした。

感染症防止対策を講じた研修会

新型コロナウイルス感染症防止対策を行った上で集合研修の開催をいたしました。

  1. 体調不良や体温が高い(37.5℃)場合は研修参加をご遠慮頂きました
  2. 参加者はマスクかフェイスシールドの着用
  3. 参加者が会場に入退出する際はアルコール消毒の実施
  4. 会場を2ヵ所用意して参加者の人数制限とTV会議システムを利用した分散開催
  5. 座席の間隔を広く取った配置(人と人が2m以上の距離を保つ)
  6. 換気の悪い密室空間を避けるためドアを開けっぱなしにして空気の通り道を作る

当社では感染症防止対策と多様な働き方に対応したオンラインシステムを利用した職場環境改善施策のご支援を推奨しています。講師派遣としてご訪問する際は人数制限や防止対策に向けたご準備や研修時のご協力をお願いしております。

ハラスメント防止

2020年6月にパワハラ防止法が施行しました。

パワハラ防止の概要や職場における3大ハラスメント(パワハラ・セクハラ・マタハラ)のポイント、動画で学ぶハラスメント(厚生労働省ハラスメント対策総合情報サイト あかるい職場応援団)でハラスメントにならない指導方法を視聴して頂きました。

職場における3大ハラスメント

セルフエスティーム向上

自他肯定感に関する20問のチェックリストに答えてもらい、自分自身の「自己肯定感」と「他者肯定感」を確認しました。自他共に肯定する「相互信頼」「共存共栄」を目指した考え方や行動を目指し、ハラスメントの行為者にならない人間関係の構築方法をお伝えしました。

医療従事者の性格傾向として、患者様を優先し「自分のことを後回し」にする方が多くいます。

ストレスチェック結果も活用して心身の反応(こころ・からだ・行動の変化)がある場合は、我慢をせずに自分自身を労わり早めにケアする大切さを呼びかけました。

自分も他者も肯定する考え方を目指す

ハラスメントからメンタルヘルスリスクを防止

医療業界は女性が多い職場で、仕事と家庭の両立を実現させた働き方を望んでいます。厚生労働省や日本看護協会ではワークライフバランスを推奨し『雇用の質向上』の取組みを応援しています。

仕事と家庭の両立がしやすい職場環境や周囲のサポートを積極的に活用できる体制を整備することで「セルフエスティームの向上」や「こころの健康」につながる点に共感頂きました。

周囲のサポートを積極的に活用する

人生の岐路に立たされた時、職場の上司や同僚、家族や友人に助けられた経験はありませんか?感染症対策で人との距離の確保が求められる時代でも、人を支えるのは「人の温かさ」だと思います。

ハラスメントを防止することは医療従事者のストレス軽減・やる気向上・仕事や生活の充実、さらには患者様への喜びにも影響をもたらします。

今日学んだことを実践することは、職場の人間関係だけではなく患者様やご家族との関係構築にも良い波及効果が期待できます。

ハラスメントをしない、させない、許さない、そして見過ごさない

コンプライアンスに基づいた1人1人の意識や行動が組織の価値を高めます。

そして、「自分も周囲の人も大切」にすることでハラスメントやメンタルヘルスのリスクが防げます。

パワハラ対策と防止に向けた実態把握や教育研修をご提供しております。

感染症防止対策やオンラインシステムを使用した教育研修にも対応しております。